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漫画おそ松くんがおすすめ!スマホ,PCで立読みする方法!アプリでダウンロード

漫画おそ松くんを無料で立読み!このマンガはギャグ漫画の金字塔と言っても良いでしょう。初出は今から半世紀以上も前です。しかし近年もアニメ化されるなど、依然として色褪せない作品であると思います。
主人公は作品の初期や後期によって異なりますが、一応題名にあるように松野おそ松を始めとした六つ子がそれを担っています。
この六つ子を中心として、様々な脇役がドタバタコメディを演じるんですよね。
その破天荒さは、さすが赤塚不二夫と思わず唸ってしまいます。それにしても脇役のキャラが異様に濃いのが、この作品の特徴なんですよね。
まず最初に思い浮かべられるであろう脇役は、イヤミです。出っ歯にちょび髭、語尾に「ザンス」(初期は普通に喋っていますが)を付け、何かにつけて「おフランスでは~」と引き合いに出す文字通りの嫌味な人間です。そして驚いた時に発する「シエー!!!」という言葉と独特のポーズ。当時を生きた子供たちは写真に納まる時に大抵この格好をしたと聞きますから、いかにこのイヤミのキャラが強烈だったかが分かろうものです。

漫画おそ松くんを無料で立読み!イヤミの名セリフ「お菊ちゃん、しあわせになるんらんすよ」

しかし濃い脇役はイヤミだけではありません。禿げ頭に一本だけ毛の生えた小さな少年チビ太、同じく小さな身体で脳天から旗を出しているハタ坊、デカイパンツを履いたオッサンであるデカパン、口の異様に大きいダヨン。枚挙に暇がありません。
こうした濃い脇役キャラに、主役である六つ子たちは徐々に押されていきます。
そして作品も中盤から後期になると、完全に主役はイヤミとチビ太になるのです。
赤塚不二夫作品は往々にしてこのような現象になるんですよね。「天才バカボン」でも主人公はバカボンでしたが、強烈な脇役であるバカボンのパパにその座を明け渡すことになります。
名作は脇役が輝いている作品であるとは言いますが、赤塚不二夫作品は脇役が輝きすぎるんですよね。
こうして主役の座はイヤミとチビ太に明け渡されるのですが、名作と誉高い作品もこの後期に連発されるのです。
特に評価が高いのが「イヤミはひとり風の中」という作品です。
これは舞台が江戸時代と思われるのですが、しがない浪人であるイヤミが盲目の花売りの少女お菊を助けるべく奮闘する作品なんですよね。これはチャップリンの映画「街の灯」をモチーフにした作品なのですが、舞台が日本なだけに感情移入の仕方はオリジナルを超えていると個人的には思います。
最後にイヤミが発する「お菊ちゃん、しあわせになるんらんすよ」というセリフ、これはもう涙が滝のように溢れ流れていきますね。この妙なセリフで何故泣けてくるか気になりませんか?読んでいただければ理解していただけると思いますよ。ただし、読む前にハンカチは用意しておいてくださいね。