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漫画少女ファイトがおすすめ!スマホ,PCで立読みする方法!アプリでダウンロード

漫画少女ファイトを無料で立読み!高校女子バレーを題材にした漫画です。
最大の特徴は主人公が所属する学校が、周囲のライバル校から悪役として見られている点だと思います。コミックス三~四巻にて、チームメイトを救うためという致し方ない理由で周囲の観客が勝敗を予想する「賭けバレー」に参加したことが原因です。この事により主人公の高校「黒曜谷高校女子バレー部」の悪評が広まるのですが、広まり方の規模や速度が尋常ではありませんでした。実はある人物が悪評を広めるために暗躍しており、その人物との決着がこの漫画の当面の目的であると思います。
主人公の大石練は、天才的なバレー選手だった姉を交通事故で無くしており、バレーから目を背けるようになります。主人公は遂には「自分がバレーに打ち込むと他人が不幸になる」と思い込むようになります。しかし、一巻にてとある人物の「お前がそう思うのならそうなんだろう、お前の中ではな」という言葉をきっかけに徐々にバレーへの情熱を取り戻すようになります。

漫画少女ファイトを無料で立読み!主人公大石練はメンタルの浮き沈みが激しい

しかし、主人公は自他ともに認めるほどにメンタルの浮き沈みが激しく、少しの事で読んでいて辛くなるほどに落ち込みます。かと思えば、他選手の高い技術に周囲が戸惑うほどに興奮したりと、一貫性がありません。
読者は「今度こそ練の人生は上手くいくのか」「いや、まだ駄目だった」などという感想を繰り返し持つことと思います。
コミックス十巻にて、練は全日本の合宿に参加するのですが日本代表選手の技術に見とれ、にやにやと笑いながらも自分の実力不足を感じ、蝋人形のように崩れていきます。ある人物が練の事を「強い選手であれば、敵でさえも憧れてしまうことが最大の弱点」と評しますが、それが顕著に表れているシーンだと思います。他人を排除しようとしつつも、他人に依存しようとしている心境の表れなのではないかと思います。
主人公の他にも、よくここまで集まった、と言えるほどに重いものを抱えた人物ばかりが登場します。その中で私が一番好きなのは、主人公と同じ高校で相棒ポジションである小田切学です。彼女は中学生の頃にいじめられており、それを練に助けてもらったという経験があります。その練への恩返しのためと、漫画の題材を探すためというあまり繋がらない理由でバレーを始めます。
彼女は全くの初心者なのですが、強いメンタルと持ち前の頭脳を武器に驚異的な速度でバレーの実力を伸ばしていきます。しかし、すぐに壁にぶつかってしまうのがこの漫画の恐ろしいところで、それまでの努力とは一線を画すまさに「死力」を尽くして練習に励むようになり、そのことからまた様々な問題が起こってしまいます。
少女達のリアルすぎる葛藤を目の当たりにしたいのであれば、この漫画をおすすめします。