漫画エンジェル伝説を無料で立読み！主人公は三白眼で眉はなく、どこから見てもヤバイ人物にしか見えないけれど、天使のような心をもっている高校生です。
転校生の北野くんはその顔のせいでみんなに不良だと誤解され、寄ってくるのは不良ばかり。北野くんは良い行いをしていますが、ゴミ拾いや人助けが結果として不良グループを鎮圧することになったり、その所業が人成らざるものとして伝説のように語り継がれて広まっていくというストーリーです。
北野くんと周囲の温度差が激しいのがこの漫画の面白いところです。北野くんが近づくと周りが勝手に警戒し、警官は発砲するレベルですが、対する本人は頭に？を浮かべていて、思いつくかぎりの優しさで助けようとします。しかし、肝心なところで北野くんは奇声を発するので、その想いは相手に伝わりません。
漫画エンジェル伝説を無料で立読み！最後１５巻で北野くんが普通の人だと竹久くんもついに気づく
怖い人と誤解されたまま同じクラスの不良の竹久くんと友達になり、話が噛み合ってないけれど噛み合ってるという絶妙ないいコンビになっていきます。
コミック３巻で公園にたむろしている他校の不良を一掃するという話があり、口の悪い竹久くんの「ゴミ掃除」という言葉をそのまま受け止め、本当は弱い番長グループと竹久くんを連れて竹箒を持って公園に行きます。番長グループと竹久くんにとって竹箒は武器ですが、北野くんにとっては掃除道具でしかありません。
３手に分かれてゴミ掃除をして、１時間後に竹久くんと番長グループが戻ってくると、北野くんの傍には気を失っている他校の不良がずらりと並べられていて、「あまりゴミ掃除がはかどらなかったよ」と北野くんが言います。もちろん喧嘩で倒したわけではなく、北野くんの顔を見て木の根に足を引っかけて転んで気を失った不良たち
ですが、竹久くんと番長グループは倒れている人の人数を見てやっぱり北野くんはすごい人だと誤解し、また伝説が一つ増えるという話です。
みんなに誤解されている北野くんですが、武闘派の女子と仲良くなり、本当は良い人だとわかってもらえて唯一北野くんを理解してくれる関係になります。
校長先生には悪だと思われているので北野くんには度々刺客が向けられますが、少しずつ増えていく仲間たちと共に学園生活を送りながら返り討ちにしていきます。
北野くんの両親も出てきて、やはり怖い顔ですが、北野くんが優しく育ったのが納得できる家庭環境だと垣間見え、後半で両親が出逢った頃の話も少し出てきます。
最後の１５巻で北野くんが普通の人だと竹久くんもついに気づきますが、普通の人でも不良でも今まで一緒にいた事実は変わらないと、友情がいっそう厚くなって、北野くん率いるファミリーはやはり最強なのだという良い終わり方でした。