漫画BUTTER!!!を無料で立読み！ダンスに全く興味がない方も、男性も女性も読んだらきっとハマってしまう漫画「BUTTER!!!」をご紹介します。
舞台は高校のソシアルダンス部。部を立ち上げた当事者である、2人しか部員がいないマイナー部。そこに個性豊かで、勘違いや自らの意志ではなく入部して来たものも含んだ、４人の新入部員が加わって始まる、部活動青春群像劇とでも言ったような作品です。とはいっても、一人一人のキャラクターの過去や心情を、話を通してとても丁寧に描いていて、キャラクターそれぞれに親しみを持ったり、共感できたり、キャラクターごとがゆっくり心を通わせ合っていく様子もすごくリアルに描いてあると思います。
「学校」「部活」っていう独特の空間の中で、悩んだり、困難に立ち向かうアツい展開もあり、特に前学生だった大人に読んでもらいたい作品かもしれません。読み終わった後は、もう一度自分も青春したいな?！と思ってしまうこと請け合いですよ。
漫画BUTTER!!!を無料で立読み！特に注目したいキャラクター新入部員の幅場くん
この漫画、本当にそれぞれキャラクターが魅力的なんですが、特に注目して欲しいのは新入部員の幅場くん。誰が主人公ともされていないこの作品の中で、あえて
主人公を決めるのなら彼ではないでしょうか。オタクの彼は、入部当初は社交性ゼロで、本当に小憎たらしいキャラクターとして描かれます。自分は何も頑張っていないくせに、頑張る人を鼻で笑ったりするし、それなのに他人にズバッと言われるとビビっちゃうチキンという、どうしようもなくイラっとするキャラクター。
しかも、彼は別にダンスには全く興味がなく、いじめられて勝手に自分の名前でダンス部に入部させられたという背景があるので、周りの部員とも息が全く合わないんです。でもそんな彼だからこそ、もちろんダンスなんて踊ったこともないのに、同じく新入部員の荻野目さんに引っ張られ初めてダンスを踊り、踊ることに楽しさを見いだしいていく所や、徐々に周りと馴染んで、いつのまにかダンス部が自分の居場所になっていく所は、ものすごくニヤニヤしてしまいます。
そして極め付けは６巻！６巻で、ちょっとした嫌がらせをダンス部が受けるんですが、それに荻野目さんだけが気づいて1人で悩んで耐えていたことを端場くんが知った時に「なんで俺らに言わねえんだよ！」と嫌がらせの首謀者に殴り込みに行くシーン。初めから見ているこちらからすれば、よくぞここまで成長した！と思わず胸が熱くなってしまいます。
もちろん端場くんだけじゃなく、それぞれのキャラクターやダンスの様子も魅力的なこの作品。ダンスも恋も友情も青春も、青春ゆえの悩みも苦しみも、ぎっしり詰まった漫画です。ぜひ一度手にとって見られるのをお勧めします。