漫画のだめカンタービレを無料で立読み!音大を舞台にした、大人気のコメディータッチのクラシック音楽漫画。
著者は二ノ宮知子さんです。アニメ化され、また、上野樹里さんと玉木宏さん主演でドラマや映画にもなりました。
日本でクラシック音楽が注目され始めたのは、この漫画がきっかけでしょう。
音大のピアノ科に在籍している千秋真一はハンサムで、ピアノの腕も評価されており、女性からモテモテの音大生。周りからは順風満帆に見える千秋ですが、子供の頃から指揮者になることを夢見ており、ピアノは音楽の勉強になるので学んでいるだけでした。
過去の体験による重度の飛行機恐怖症に加え、海で溺れたこともあって船にも乗れないことから、日本から出ることが出来ない千秋。クラシック音楽の本場であるヨーロッパに行くことが出来ず、思い悩む日々を送っていました。
漫画のだめカンタービレを無料で立読み!読んだ後にはクラシック音楽が聴きたくなること間違いなし
ある日、千秋は自暴自棄になり、酔っ払って自宅の前で眠ってしまいます。目が覚めるとぐちゃぐちゃの部屋の中でベートーベンのピアノソナタ「悲愴」を奏でる女性がいました。
彼女は野田恵(通称・のだめ)で、なんと千秋と同じマンションの隣の部屋の住人。そして千秋と同じ音大のピアノ科の後輩でした。
お風呂もろくに入らず、はちゃめちゃで天然で強引な性格なのだめ。
千秋を慕い、まとわりついてくるのだめを嫌がりながらも、千秋は料理を与えるなど、面倒を見てしまいます。
のだめと親しくするにつれ、音楽を愛する変人が千秋の周りに集まって来ます。ロックなバイオリニスト、オカマのティンパニー奏者、女性好きの指揮者、音楽評論家など何故か一風変わった人たちですが、その出会いにより、偉大な音楽に触れる機会が増えた千秋は「海外に行けなくても、日本でやれることがある」と思い直し、日本で指揮者への道を歩み出します。
そして、その後彼の音楽の才能は多くの人が知るところとなります。
一方、音楽の天才的な才能を持ちながらも、高みを目指す意識がなかったのだめ。最初は幼稚園の先生になろうとしていました。
しかし、千秋の作る音楽に触れるにつれ、「千秋に追いつきたい!」という気持ちからクラシック音楽とピアノに真剣に取り組もうとします。
そして、彼女もまた、音楽と真正面から向かい合うことになります。
漫画なので当然、音は聴こえないはずです。
しかし、合奏シーンやピアノの演奏シーンからは確かに、心震える音楽が聴こえます。
コメディーを、人の成長を、音楽を楽しめるこの漫画。
読んだ後にはクラシック音楽が聴きたくなること間違いなしです。