漫画赤ちゃんと僕を無料で立読み!羅川 真里茂先生の赤ちゃんと僕は、母親が急に亡くなってしまい赤ちゃんを小学生のお兄ちゃんである拓也が面倒を見ることになるストーリーですが、いろいろなことお兄ちゃんが我慢したりすることもあれば、たくさん愛情をかけているシーンもあり、子どもの心を丁寧に描いています。1巻のお兄ちゃんばかりが淋しいというだけではなく赤ちゃんも淋しさがあったりするのを小学生のお兄ちゃんが気づくシーンがあります。
どうしても自分のことばかり考えがちになりやすく、学校のお友達は遊んでいたり、家族のことの作文を書く授業があったり、幼心のどうしてという気持ちがでてきます。小さいものや弱いものに対して手放してしまいたくなったりもします。赤ちゃんの気持ちはわかりづらいことがありますが、お互いがお互いを想う兄弟愛のシーンでは泣けてきます。
小さいころに母親をなくしてしまい淋しいはずのお兄ちゃんですが、淋しさに負けないで、不遇なことがあっても乗り越えていくところが涙なしでは、見ることができません。また、赤ちゃんである茂の様子を見ると赤ちゃんでもいろいろな感情があったり、わかったりするのがとても子育て中のママが、読むと共感できたり、子どもにこんな風にかかわることができたらいいなと勉強になります。子どものかわいい表情やせつない表情など子どもの表情を見落としすることなく丁寧に見守っていきたいという気持ちになります。
漫画なので育児本を読むよりもわかりやすく兄弟の関わりの素晴らしさを実感できます。