漫画天使なんかじゃないをスマホで無料で立ち読みしてみました。
第1巻の第1話生徒会結成という回です。「一目惚れなんて言ったら大げさだけど、気づいたら気になるあいつ」で始まるセリフ。主人公と主人公が恋する相手の男が登場します。次のページをめくると主人公冴島が通う学校の紹介が始まります。どうやら新しく出来た学校ですね。
新しい学校ということで生徒会会長を決めなければならず、主人公が生徒会会長に立候補するはめになりそうです。生徒会会長立候補の際の演説の失敗、主人公が思いを寄せる男の子との思い出、テンポよく話が展開していきます。思いを寄せる男の子も生徒会メンバーに立候補します。生徒会会長の選挙の結果はどうなったんでしょうか?
漫画天使なんかじゃないを無料で立読み!最終話の結末とは?
生徒会メンバーを中心にして、リアルだけれどもこんな学校があったらいいのになあ、と憧れてしまうような心躍るような楽しい学園生活が描かれています。登場人物達が本当に生き生きとして魅力的で、恋愛や友情に悩み成長していく姿に毎回共感し、心から応援したり、喜んだり、涙してしまいます。
特に、主人公冴島翠と友人の麻宮裕子の友情が描かれるシーンには胸が熱くなり、何回読んでも涙が止まらなくなります。前半は、イベントなどを通して徐々に距離が縮まっていく様子に心から嬉しくなりました。
そして、第4巻で恋のライバルの前で片思いの相手と劇でカップルを演じなければならなくなった麻宮さんが逃げ出してしまい、トイレにたてこもるシーンが好きです。翠に対してつい口がすべって「嫌い」と言ってしまう麻宮さんに対して言った翠のセリフが心にぐっときます。
「あんたが私を嫌いでも私は好きよ、マミリン!」と、トイレのドアによじ登ってストレートに感情をぶつける翠。真面目で不器用でなかなか深く人と接することのできなかった麻宮さんにいつも共感していたので、翠のセリフが本当に嬉しく心に響きました。
そして最終巻、それぞれが卒業してバラバラになってしまう前の翠と麻宮さんのシーンには涙が止まりません。他にも翠や麻宮さんをはじめとする登場人物たちの一途で切ない恋愛模様にも、本当に切なくなり、漫画の中の出来事とは思えないほどです。
青春時代に読んでも、大人になってから読んでも胸が熱くなって切なくなる本当に素晴らしい作品だと思えます。