漫画夢喰見聞をスマホで無料で立ち読みしてみました!第1巻の第1話、下り階段という回です。
大正末期が舞台、どんよりとしたくらい雲が空を覆っています。喫茶店、銀星館がこの漫画の主な舞台です。そこに悩みを持った人々が訪れるようです。大正時代をイメージしている舞台だからでしょうか?とても暗いタッチの画です。ある日、その喫茶店に少年が飛び込むように入ってきました。夢の中に現れる女の子を助けて欲しいという依頼です。喫茶店、銀星館に住み着いた蛭孤(ひるこ)という獏が問題を解決していきます。
蛭孤は相談者の夢の中に入ることが出来ます。蛭孤は相談者に夢の中では、なんでもしたいこと、望むことをやりなさいと助言します。その相談者の少年が望んでいたのは、夢の中に出てくるお嬢様を抱きしめたいということでした。
漫画夢喰見聞を無料で立読み!銀星館という喫茶店が舞台
今回紹介するのは、真柴真の漫画「夢喰見聞(ゆめくいけんぶん)」です。大正時代、銀星館という喫茶店を舞台にストーリーが展開されていきます。主人公は蛭孤(ひるこ)という獏。人の悪夢を好物とし、蛭孤に悪夢を解決してもらうために何人もの人がやってきます。その他の主な登場人物は銀星館の主で、行方不明の兄を探している朝比奈 霧霞(あさひな みづき)と銀星館に住み始めた成金の三角 一二三(みすみ ひふみ)。
ストーリーは主に、悪夢に悩んでいる相談者が銀星館を訪れることから始まっていきます。そしてその悪夢の原因を、相談者と夢のなかに入れる蛭孤が探っていく、というものです。読んでみるとわかるかと思いますが、この漫画には独特の雰囲気があります。それは大正時代を舞台としているからというのもあります。しかし、一番は「後味の悪さ」です。
単純明快な起承転結ではなく、一クセある相談者と悪夢の原因、そしてその結末…。たとえば毎日同じ夢を見てしまう女学生、夢の中に漢字の「父」が出てくる男性など。巻が進むごとに蛭孤の出生の秘密が明らかになるのも見どころです!
他にも三度の飯より妄想が趣味のキャラや、蛭孤のライバルともなる別の獏の登場など、様々な事象が絡まり、蛭孤をめぐるストーリーが全9巻で完結します。
1~2話完結の話が多いので、気軽に読み始めることができると思います。ブラックユーモアや「奇妙な味」と呼ばれる作品が好きな方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。