漫画たいようのいえをスマホで無料で立ち読みしてみました!第1巻の第1話です。ひとりぼっちの少年少女という回です。
主人公の生い立ち、家庭環境から話が始まります。主人公の真魚は複雑な家庭環境です。父親も母親も別のパートナーと一緒になるようです。一方隣の家は恵まれた環境です。その家の子供の基はたまに主人公真魚のところに来て話し相手になります。
でもその隣の基の家庭にも不幸が訪れます。両親が交通事故で亡くなってしまいます。そんな設定から話は始まっていきます。真魚の父の再婚相手は連れ子を連れて真魚と家に住み始めることになります。家に居場所がなくなった様子の真魚。外で居場所がなくなってさびしくなって泣いているとそこに基が現れます。
漫画たいようのいえを無料で立読み!思い入れが深いシーンは、11巻のお祭りのシーン
最近読んだ中でイチオシの漫画といえば、タアモ著の「たいようのいえ」です。何がいいかというと、主人公だけではなくて登場人物にそれぞれみんな懸命に生きている感じがいいのですよ。主人公の真魚の家庭環境は複雑で、母親が出て行ってしまい父親が再婚して新しい家庭が出来るわけですが、新しい母と連れ子に馴染むことが出来ずに、以前お隣さんでお世話になっていた中村家に逃げ込むのです。しかし昔は幸せの象徴のようだった中村家も、両親の事故死によって長男で会社員の基だけになり、学生の弟妹は親戚に預けられています。一日も早くまた弟妹と暮らしたいと思っている基と、真魚がお互いに支え合って自分たちの問題に立ち向かっていくことでストーリーが進んでいきます。真魚のクラスメイトたちの恋愛や、基の同僚の女性と、趣味で書いている携帯小説を通して知り合い基を巡る恋のライバルになってしまったり、基の弟の真魚への片思いなど様々な恋模様が描かれていますが、悪い人がいないのですよ。みんないい子たちばかりなので、読んでいてほっとします。思い入れが深いシーンは、11巻のお祭りのシーンです。お祭りで射的や金魚すくいなどをしながらすれ違っていた父親と和解して、ずっと居場所のないと感じていた家に、真魚が帰ることを決めたところが、本当に良かったねと言いたくなるシーンです。その後もまだストーリーは続いていて、失踪していた母親が会いに来たりと問題もありましたが、ここも真魚らしい答えを出して乗り越えていました。ハートフルで応援したくなる漫画が読みたい人にはおすすめですよ。