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漫画真コール!がおすすめ!スマホ,PCで立読みする方法!アプリでダウンロード

漫画真コール!を無料で立読み!今回は真コール!がファンという方の声を載せたいと思います。
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爽やかなタッチと確実な画力が魅力の藤田和子先生ですが、バレーボール女子を描いた『真コール!』は今読んでも手のひらに汗がにじむような、そんな純粋な興奮と感動を与えてくれる名作だと思います。
主人公の真(まこと)は帰国子女の女子高生です。ごくごく普通の女の子なのですが、カナダでフィギュアスケートを習っていたのですらりと背が高く、また運動神経が抜群に良い。それを買われて弱小バレーボール部の助っ人にされてしまいます。全くの未経験なのに、ジャンプ力を生かしての大活躍、まさに天才が現れたのでした。
巻を重ねるごとに、真は次々に活躍の場を変え、最終的には女子バレー日本代表としてバルセロナ五輪へ乗りこんでいきます。と書くとなんだか華々しいのですが、実際の真は「天才」という肩書と、それについていけない自分の意識の間で悶々と悩み続けます。最初は喜んで受け入れられたチームにも、やがては嫉妬の渦が巻き、真は自分の居場所をなかなか見つけることができません。
ごく普通の女の子が、いきなりプロスポーツ界のスターダムにのし上げられたのですから、これは無理もないのです。ただ、彼女を見ていて気持ちいいのは、真がひたすら真面目ひとすじに、練習や観察で困難をのりこえて行こうとする所。この辺りは何だか帰国女子らしからぬ、伝統的スポ根やまとなでしこのようなものを感じます。大好きな年上ボーイフレンド隼人とのほのかなロマンスも交差はしますが、とにかくまじめな前向き女子のお話です。
私自身はこの漫画を読んだあとに感激してバレー部に体験入学し、そのボールのあまりの硬さに閉口してバスケット部に入ってしまいましたが、「スポーツって気持ちいいな、かっこいいな」「汗みずくになって苦しいだけじゃないんだな」ということを教えてもらった、大切な青春の一冊です!